2017年11月02日

メッセージリレー第4回 吉原佳奈さん

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(1) この度、すばるショパンフェスティバルに参加させていただき大変光栄に思っております。今回、私は唯一の高校生ということで、緊張と責任の重さに押しつぶされそうな思いですが、素晴らしい先輩ピアニストの方々と同じ舞台に立たせていただける喜びと感謝の気持ちを持って、自分らしい演奏をお届けしたいなと思っております。

(2)今回演奏させていただくのは、「黒鍵」「別れの曲」「革命」というエチュードの中でも名曲中の名曲、そして「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」の4曲です。ピアノ学習者でなくても知っているような有名な曲ばかりです。「別れの曲」と「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」は今回初めて取り組みました。コンクールではなかなか課題曲に取り上げられない曲でもあるので、私と同世代のピアノ学習者にとっては意外と後回しにしてしまっている曲かもしれません。「黒鍵」「革命」は小・中学生のときに一度演奏する機会がありましたが、今の私がどのようにこの曲に向き合えるか、私自身も楽しみにしています。

●エチュードOp.10-3「別れの曲」ホ長調
日本では「別れの曲」の名で広く知られていますが、海外では「悲しみ」「親しみ」とも呼ばれている曲です。エチュードということを忘れさせてしまう美しい旋律が印象的な曲です。
●エチュードOp.10-5「黒鍵」変ト長調
右手による主旋律のほぼ全てが黒鍵によって演奏されることからこの通称がつけられています。
●エチュードOp.10-12「革命」ハ短調
ショパンが演奏旅行で祖国ポーランドを離れていたときに革命が失敗し、故郷のワルシャワが陥落した報を聞いて作曲したという逸話もありますが、現在ではその逸話の信憑性は疑問視されています。
●アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
もともとは管弦楽とピアノによる協奏曲としてポロネーズ部分が作曲されましたが、後にピアノ独奏によるアンダンテスピアナートの部分が作曲され、現在の形にて演奏会等で広く親しまれている曲です。映画「戦場のピアニスト」のラストで演奏された曲としても有名です。

(3) 私がショパンの曲を初めて弾いたのは小学2年生のときでした。弾けば弾くほど難しく、勉強すればするほど奥深く、どこまで追求しても終わりのない魅力的な作曲家です。ショパンの曲は私たちにとってあまりにも身近に溢れすぎているせいか演奏者として求められるものも多く、演奏するには実はいちばんハードルの高い曲なのかもしれません。私がショパンを語るにはまだまだ勉強が足りませんが、ショパンの叙情的な感性と日本人の持つ情緒はどこか一致するものがあるようにも感じます。ピアノ学習者にとってショパンは特別な存在です。

(4) すばるイブニングコンサートには高校1年生のときに出演させていただきました。小さい頃からの憧れの先輩が第1回の出演者だったこともあり、このコンサートに出演させていただくことが私にとって目標のひとつにもなっていたので、お話をいただいたときには飛び上がって喜びました。当日は演奏よりトーク部分のほうが緊張したことを覚えております。私にとっての初めてのソロリサイタルでしたので一生忘れられない思い出になりました。
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追加メッセージをご覧いただけるピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)のページはこちらをクリックしてください。
http://www.piano.or.jp/concert/tieup
posted by subaruhall at 12:15| Comment(0) | 日記
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